採用課題
2020/03/25

若手人材の採用なら第二新卒にも注目 成功のポイントや注意点とは

若手人材の採用なら第二新卒にも注目 成功のポイントや注意点とは

この記事では、第二新卒を中途採用することによって期待されるメリットや選考のポイント、注意点などを紹介します。

1.第二新卒とは

まず、第二新卒と中途との違い、さらに第二新卒を取り巻く現状について説明します。

1-1.第二新卒の定義

第二新卒の定義には幅がありますが、一般的に学校を卒業してから3年以内に就職や転職をする若年層の人材を指します。採用活動においては、企業で数年働いた後に転職活動を行う人材を指すことが多く、転職前の雇用形態は正規雇用の社員、契約社員、派遣社員などさまざまです。ただし、アルバイトやパートタイムでの就業経験の場合は第二新卒と見なさない場合もあり、細かな定義は企業によって異なるようです。

1-2. 第二新卒と中途の違い

第二新卒と中途を分ける基準は、社会人経験の年数です。一般的には「社会人経験が3年以内であれば第二新卒、それ以上であれば中途」という定義の下に採用活動が行われています。このため、第二新卒の多くは25歳前後ですが、中途は一律に年代でくくることができません。第二新卒に該当する年齢でも社会人経験がある人なら、言葉の定義上は中途採用に含まれますが、企業側の採用や入社に関する条件としては、中途ではなく、新卒に合わせるケースが多いようです。

1-3. 第二新卒の現状

終身雇用制度や年功序列が崩れつつある現在、新卒採用で就職した企業に定年まで在籍しようと考える人材は多くないかもしれません。厚生労働省の発表では、新卒者が3年以内に離職する割合は30%を超えています。このため、転職市場には多くの第二新卒者がいると考えていいでしょう。一方で「将来的な事業の成長を見越して若い人材を採用したい」と考える企業もあり、第二新卒には需要があると考えてよいでしょう。

【参考】新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者の状況)|厚生労働省
~新規学卒就職者の就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者39.2%、新規大卒就職者32.0%~

2.第二新卒を中途採用するメリット

第二新卒は、社会経験が乏しくても、チャレンジ精神や成長意欲の高い人物である可能性があります。即戦力人材とはならなくとも、社会経験が少ない分柔軟性があり、企業風土にもなじみやすいなど、さまざまなメリットがあるようです。ここでは、2つのメリットについて詳しく説明します。

2-1. 教育にかかるコストや時間が抑えられる

第二新卒の採用におけるメリットの一つは既に社会経験があることです。このため、第二新卒は基本的な知識やマナーなどは、前の職場で既に習得していることが多く、新卒に比較して教えることが少なくて済むという特長があります。さらに、同業種からの転職であれば、前職で知識を得ていることも新卒との大きな違いです。

一日でも早く現場で実業務をしてほしいと考える企業にしてみれば、このメリットを大いに活用したいところでしょう。

2-2. 社風になじみやすい

一般的な中途採用の注意点として、採用した人材が自社の社風になじまなかったというケースがあります。前職での経験によって働き方や考え方に対して、強い固定観念が生まれてしまい、なかなか変化を受け入れられないのが原因です。一方で、第二新卒は社会経験が浅く、新卒で入社した会社から受けている影響が比較的小さい可能性が高いと考えられます。自社の働き方や考え方に対して、素早く柔軟に変化を受け入れると期待できます。

第二新卒は、必ずしも入社直後から「即戦力」としての活躍が期待できるわけではありませんが、物事を吸収する力は十分にあります。入社後の成長スピードやその伸び代に期待できる点がメリットといえるでしょう。

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3.面接時の3つのチェックポイント

第二新卒採用の成功のカギは「面接」といっても過言ではないでしょう。第二新卒の面接では、「候補者側の希望を聞き出せているか」「仕事全般に対する意欲」「転職理由と自社への志望理由」の3点を掘り下げ、適性を確認することが必要です。ここでは、これらのポイントについて詳しく解説します。

3-1.候補者側の希望を聞き出せているか

企業が求めるスキルや素質ばかりを一方的に確認して、相手の望む条件を十分に確認しないまま採用を進めても、入社後に早期離職を招く確率を高めるだけです。社会経験も浅いため、候補者側が正しく条件を理解できているとは限りません。企業から一方通行に条件を提示するだけでなく、求職者が希望する条件も確認してミスマッチを防ぎましょう。

3-2.仕事全般に対する意欲

ポテンシャルの高い人材を採用しても、早期に離職してしまっては企業にとって大きなダメージです。候補者の仕事に対する意欲や考え方を把握し、自社やポジションへの適性を確認しましょう。第二新卒は、前職での経験が強みでもあります。「その経験から何を学んだか」「今後、それをどのように生かしていきたいか」といった質問を投げ掛け、候補者の志向性や長所・短所を探りましょう。

3-3.転職理由や自社への志望理由

第二新卒者が3年以内に次の職場へ転職したいと考える理由は人それぞれですが、面接では、退職理由や転職理由についても確認する方がいいでしょう。

第二新卒の中でも

  • 新卒の就職時は内定をもらえず諦めたが、どうしてもその仕事(業種・職種や会社など)に挑戦したいと思う人
  • 新卒の就職の際、自分の適性ややりたいことが見極められていない状態で就職してしまったが、社会経験を通じてやりたいことに気付いた人
  • など、学生時代の判断が影響しているケースも多いにあります。

    過去の判断を「なぜ」と掘り下げるだけではなく、その経験を元に、これからどのようにキャリアを積みたいのかを聞き出します。「資格取得の勉強をしている」「勉強会やセミナーに自主的に参加して、情報収集している」など、次の仕事に対する具体的な取り組みがあると、よいでしょう。

    4.第二新卒を中途採用する上での注意点

    「社会経験がある」といえども、その就業期間が極端に短い第二新卒の場合は、第二新卒の特長である「教育にかかるコストや時間が抑えられる」といったメリットを得られないでしょう。また、過去の退職理由や自分のキャリアへの意思が明確ではないと、転職先でも早期退職を繰り返してしまう可能性があります。面接などで退職や転職に至った理由を聞き、その可能性を測る必要があるでしょう。

    そして、第二新卒の採用および入社後の育成に当たっては「新卒ではないのだから、これくらいできるだろう」という姿勢は禁物です。他社での就業経験があったとしても、第二新卒の場合、経験といっても限定的です。「経験者なのに、なぜできないのか」と責めても、相手のモチベーションを低下させるばかりです。新卒と同様の教育を行う必要はないケースもありますが、企業側は前職での経験に期待し過ぎず、長期的な視野でこれからどのように育成し成長させるかを描くべきでしょう。

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