採用課題
2020/06/26

コロナ禍の影響で中途採用を「全面停止」した企業はわずか5%。中途採用活動の実態調査アンケート

コロナ禍の影響で中途採用を「全面停止」した企業はわずか5%。中途採用活動の実態調査アンケート

新型コロナウイルス感染症の拡大という、「誰も経験したことのない異常事態」のなか、感染防止対策に追われながら企業活動を続けてきた3~5月。採用活動を中止すべきか、今とは違う方法で継続すべきか、企業はどのような判断をしていたのでしょうか。

株式会社ビズリーチでは2020年5月14日~5月17日、「ビズリーチ」を導入している企業を対象に、中途採用の活動状況やお困りごとについて尋ねるアンケートを実施しました(有効回答数:303件)。

1.コロナ禍の影響下でも続く中途採用活動

「新型コロナウイルス感染症拡大前(2020年1月末まで)と比較して、現在の中途採用活動全体のご状況をお聞かせください」と尋ねたところ、約半数の企業が「以前と変わらない」と回答しました。さらに注目したいのは「以前より活発」と回答した企業が約1割であることです。「全面停止」と回答した企業はわずか5.3%にとどまり、ほとんどの企業がコロナ禍の影響下においても、採用活動を継続していたことが明らかとなりました。

従業員数規模による回答傾向をとらえることはできませんでしたが、1~30名の企業において「以前より活発」が16.7%と、他に比べて高いことが特徴的です。

現在の中途採用活動全体のご状況

おすすめ記事
関連情報(https://bizreach.biz/media/14823/)

2.「事業の維持・拡大」には「人材」が不可欠

アンケート実施時に中途採用活動を行っている、または行う予定と回答した企業に、その部門・ポジションの採用を行う理由について、任意でコメントをいただきました。

最も多かった理由は「既存事業の維持・拡大/組織力の強化」(110件)でした。次に、「人員不足/退職者の補充」(67件)、そして「職場の高齢化/年齢構成の是正」(21件)が続きます。

<現在および今後も中途採用を行う理由 トップ3>(全体回答数:241件)

順位 理由(※) 該当数
1位 既存事業の維持・拡大/組織力の強化 110件
2位 人員不足/退職者の補充 67件
3位 職場の高齢化/年齢構成の是正 21件

※編集部にて、回答内容を分類分けした結果です。

また、「新型コロナウイルス感染症拡大による状況の変化」を挙げている企業もありました。

<現在・今後も中途採用を行う理由(一部抜粋)>

  • ・コロナの影響により、外国人社員で急きょ帰国する者が出てきたため(IT・インターネット/従業員数規模 31~100名)
  • ・この状況だからこその出会いがあるだろうと考えているから(メーカー/従業員数規模 501~5,000名)
  • ・Web上での選考活動に切り替えられるため、採用活動を中止する必要がないため(メーカー/従業員数規模 5,001名以上)

(回答は、文意を損なわない程度に、編集部で一部修正を加えております。)

データでわかる即戦力人材の転職意識・仕事観

3.候補者とのコミュニケーションには「小出し」と「出だし」が重要

最後に、「中途採用において困っていること」についても、任意でコメントをいただきました。

圧倒的に多かった意見は「対面面接ができない」こと。オンライン面接を導入することで「応募者が増えた」「面接から内定までのリードタイム(期間)が短くなった」というポジティブな意見がある一方、「やはり直接お会いして判断したい」「働く現場を生で見てほしい」という点などはネックになっているようです。

この悩みの解決策として、「対面できる日を待つ」という選択肢もあるでしょう。しかし、その選択ができない場合は、企業と候補者がオンライン上で相互理解を深めるほかありません。そのポイントとなるのは、1回のコミュニケーションの量は少なくてもいいので「コミュニケーションの回数」を重ねることです。

心理学で「単純接触効果」といいますが、人は繰り返し接すると好意度や印象が強まるものです。従来の「面接時間」「面接回数」「連絡メール」などにこだわらず、「オンライン上でいかに距離を縮めていくか」を意識し、焦らず「小出し」にコミュニケーションを積み重ねていきましょう。

おすすめ記事
関連情報(https://bizreach.biz/media/14923)

他にも、「特に外国人採用において、人材紹介会社からご紹介いただく候補者数は多いものの、いざ内定となった場合に、承諾を辞退されたり、迷われたりするケースが増えている」というご意見もありました。

「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で急きょ帰国することに」「仕事は興味があるが上京は控えたい」「現地の家族から反対された……」など、理由はさまざまなようです。しかし、本来これらは内定を出す前に把握しておきたいもの。候補者によっては、自分からは言いづらく、オンライン面接ともなると、なおさらその傾向が強いのかもしれません。

少し聞きづらい内容であったとしても、それが「入社可否」につながる重要な項目であればあるほど、後回しにすると内定辞退などのリスクが高まります。企業にとっても、採用にかかる工数やコストが無駄にならないよう、採用活動の「出だし」、つまりできるだけ早い段階から、懸念事項について丁寧に確認し、次のステップへ進むようにしましょう。

おすすめ記事
関連情報(https://bizreach.biz/media/15393)

アンケート概要
調査方法:インターネットによるアンケート
調査期間:2020年5月14日~5月17日
調査対象:ビズリーチ(https://bizreach.biz/service/bizreach/)導入企業
有効回答数:303件
※小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります

執筆:瀬戸 香菜子(HRreview編集部)、編集:HRreview編集部

転職活動をする際に、最も不安なこととは?

データでわかる即戦力人材の転職意識・仕事観

日本初、会員が利用料を払う「有料プラン」の提供を始めた転職サイトビズリーチ。ビズリーチの会員が増え続けるのはなぜなのか。
会員アンケートの結果を用いながら、即戦力人材の転職やキャリアへの意識を解説します。

無料 資料をダウンロードする