人事課題
2020/10/12

キャリアアップするためには何をすればいい? 方法や今すべきことを完全解説

キャリアアップするためには何をすればいい? 方法や今すべきことを完全解説

ビジネスパーソンのキャリアアップの方法はさまざま。社内での昇進・昇給だけでなく、同職種での他社への転職や、異職種へのスイッチや異業界の他社への転職もあります。

この記事では、キャリアアップの方法やそのためにすべきこと、30代以上のキャリアチェンジが可能かどうかなどを解説します。

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1. キャリアアップとは?

キャリアアップのイメージ

終身雇用が一般的だった以前までは新卒で入社した企業で定年まで勤め上げる人が多くいましたが、現在は転職を利用してキャリアアップを目指す人が増えてきています。まずは「キャリアアップ」とはそもそもどういう意味で使われているのか、スキルアップとはどう違うのかなどを解説していきます。

1-1. キャリアアップという言葉が指すもの

キャリアアップには2つの意味があります。 1つ目は、特定の分野で専門知識やスキルを向上させて、経歴を高めること。勤める会社で昇進・昇給したり、契約社員から正社員へ雇用形態が変わったり、資格を取得してより専門的な業務ができるようになることを指します。 2つ目は、高い地位や、高給が見込める職種へと転職すること。こちらは今より好待遇の会社へ転職することを指しています。

1-2. スキルアップとはどう違う?

キャリアは経歴を表す言葉で、スキルは技能や能力を表す言葉です。そのため、キャリアアップは経歴を高めるという意味で、スキルアップは技能や能力を高めるという意味になります。

1-3. キャリアチェンジ、キャリアパス、キャリアプラン、キャリアデザインとの違いは?

キャリアチェンジは、経歴を変えるという意味です。たとえば「ずっと飲食の仕事をしてきたコミュニケーション能力を生かして、営業職に就く」など、異業種や異業界に未経験で転職することを指します。社内で異職種へ異動することも、キャリアチェンジのひとつといえます。

キャリアパスは、直訳すると「経歴の道」となり、「職歴を積む道」と意訳することができます。目標とする職位や職務に向かって、必要なステップを踏んでいくための順序や、道筋を意味します。

キャリアプランは、経歴の計画です。自分が今後どのような経歴を歩んでいくべきか、自己分析をしてビジョンを思い描き、長期・中期・短期に分けて具体的な行動計画を作ることを指します。 キャリアデザインは、自分の経歴を主体的に設計して実現していくこと。

キャリアプランを実行することとほぼ同義ですが、プライベートも含めた生き方を設計することが特徴です。今後の人生において自分がなりたい姿や、自分がどうありたいのかを考えて、自分らしく働くための経歴を考えて実現していきます。

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2. キャリアアップは3つの種類に分けられる

キャリアップの種類

キャリアアップは3つの種類に大別できます。社内でキャリアアップ、同じ職種で転職してキャリアアップ、キャリアチェンジしてキャリアアップの3つを解説します。

2-1. 社内でキャリアアップ

社内で昇進・昇給することでキャリアアップをするケースです。昇進して部下の育成を任されるようになったり、能力が認められて昇給したりといった例が挙げられます。社内でキャリアアップをすると仕事の幅が広がったり、裁量が増えたりすることが多く、より重要なポジションに就くことで転職市場での評価も高まります。 キャリアアップというと転職を思い浮かべがちですが、特に、安定した大企業に勤めている場合は無理をして転職するよりも、いったん現職にとどまって実績を積み、可能性を探るという方法もあります。

2-2. 同じ職種で転職してキャリアアップ

現職よりも好待遇の企業へ、同じ職種で転職することでキャリアアップをするケースです。取引先が変わり取り引きの規模が変わったり、活躍の場が広がったり、今までより年収が上がるといった例が挙げられます。 自分が望む環境やポジションが現職にはなければ、転職を検討することもよいでしょう。転職すると慣れ親しんだ現職の環境とはガラッと変わるため、慣れるまでは苦労があるかもしれません。しかし、それでも思い切って新しい扉を開けば大きな可能性が広がっています。

2-3. 違う職種で異動・転職(キャリアチェンジ)してキャリアアップ

現職と違う職種や業界に転職することはキャリアチェンジといいますが、それにより好待遇を得ることもまた、キャリアアップと呼ばれています。異職種・異業種でも生かせる経験やスキルはどんなものかを自分の経歴を見直して整理し、転職活動でアピールしましょう。また、キャリアチェンジをすることになるので、今後のキャリアプランについても軌道修正をする必要があります。

3. キャリアアップするために今からできること

「キャリアアップしたいなあ」と漠然と考えているだけでは、いつまでたっても実現しません。まずは自己分析をして、キャリアプランを構築するところから始めましょう。

3-1. 自己分析

今一度、自分を見つめ直してみましょう。その際、「自分はこんな人間だ」と感じている主観的なイメージだけでは不十分です。今までの職歴、スキル、経験、実績などの事実を見直して、書き出してみましょう。それを眺めながら、自分の強み、弱み、学んだこと、身についたこと、大切にしていたことなどを分析します。

3-2. キャリアプランを明確にする

自分がキャリアにおいてどのように行動し、どのようなことを大切にしてきたかが自己分析でわかったら、次はキャリアプランを明確にしていきます。最終的にどうなりたいのかをまず考え、逆算してそこに至るまでのキャリアパスを描いていきましょう。長期目標、中期目標、短期目標を決めれば、おのずと今やるべきことも明らかになってきます。

4. キャリアアップのためできることを実行する

キャリアプランが明確になれば、あとは実行するだけです。キャリアプランで定めた短期目標のなかに、スキルアップや今の仕事で実績を上げるといった目標が入っていると思いますので、それを一つひとつ実行していきましょう。

4-1. スキルアップ

語学やプログラミングなど、キャリアアップのために必要なスキルを磨きます。現職の実務のなかで身につけることが難しい場合は、空き時間を利用して独学したり、スクールに通うなどしたりしてスキルを高めましょう。スキルアップのために必要な資格がある場合は、試験日から逆算して計画を立て、勉強するのがよいでしょう。

4-2. 今の仕事で実績を上げる

現職で昇進を目指す場合も、他社への転職を目指す場合も、今の仕事で実績を挙げることは大切です。実績が昇進や転職への強いアピールポイントになるからです。自分の強みを表すような、説得力のある実績を上げることを目指しましょう。

4-3. キャリアアップ転職は難しい?

厚生労働省の雇用動向調査によれば、転職して賃金が増加した人は全体の34.2%。賃金が1割以上増加した人は、全体の22.7%です。 出典:厚生労働省「令和元年雇用動向調査結果の概況」 データはそもそも年収アップを目指していない人の転職結果も含まれていることを考慮しなければなりませんが、4割弱の人が収入の面ではキャリアアップしていることになります。

また、dodaエージェントサービスがサービス利用者の中で年収アップに成功した人をピックアップして分析したところ、以下のような結果となりました。年収アップに成功した人のみのデータですが、平均アップ額が56.7万円というのは希望の持てる数字です。

<年収アップ成功者のモデルデータ>

平均年齢 31.1歳
平均転職回数 0.8回
平均年収(転職前) 417.1万円
平均アップ額 56.7万円
最大アップ額 440万円

出典:doda「6,000名の転職者データから読み解く『年収アップ転職』の傾向」

キャリアアップ転職が難しいかどうかというと、企業にアピールできるようなスキルや経験、実績を何も持っていない状態では難しいといえます。しかし、応募するポジションで求められている要素を正しく理解し、適切なスキルや経験、実績をアピールすることができるならば、キャリアアップ転職が成功する可能性は高くなるでしょう。

4-4. 30代以上でもキャリアチェンジによる転職はできる?

一般的には、キャリアチェンジ転職は20代の方が成功しやすいといわれています。20代の若手に対しては「未経験でも、これから経験を積んでくれればよい」と考える企業が多いからです。30代以上でキャリアチェンジ転職をして未経験の職種に飛び込むためには、「未経験でも、ぜひ働いてもらいたい」と思わせる人材になる必要があります。今までの経験を応用して活躍できることがアピールできて、さらに応募先の社員が持っていない、しかし役立ちそうなスキルや経験があるとなれば、転職市場での評価が高まります。

また、30代以上でキャリアチェンジ転職を目指す場合、現職の年収を維持することが難しい場合が多々あります。転職後に一時的にでも年収が下がることを許容できるかどうかも大切なポイントです。多少年収が下がってでもチャレンジしてみたいと思えるならば、キャリアチェンジ転職の成功確率は上がります。

4-5. 迷ったら、ミドル層人材の転職レポートを見てみよう

他の人はどのように転職活動をしているんだろう……。と気になったら、ビズリーチ会員を対象にした「転職に関するアンケート」の結果をまとめたレポートを見てみましょう。転職サイト「ビズリーチ」登録者の中で、事業の中核となる35歳から54歳のミドル層人材の転職に対する考え方の意識・行動調査結果を読むことができます。

 

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