人事課題
公開日: 2020/12/02  

アイスブレイク活用術 ~社内会議や研修を効果的にするポイントと、5つの実践例を紹介~

アイスブレイク活用術 ~社内会議や研修を効果的にするポイントと、5つの実践例を紹介~

社内会議や研修において、「硬い雰囲気になってしまい、参加者からの質問や意見が出ない」と悩んでいる担当者も多いのではないでしょうか。有意義な会議や研修を実施するためには、参加者同士のコミュニケーションを活性化させる必要があり、そのための手法としてアイスブレイクがあります。

今回の記事では、社内会議や研修に役立つアイスブレイクを紹介するとともに、アイスブレイクを効果的に取り入れるポイントについても解説します。

1. アイスブレイクとは

アイスブレイクとは

アイスブレイクとは、参加者のコミュニケーションを円滑にするために行われるものです。

「氷(Ice)」を「砕く(Break)」が語源となっていることからも分かる通り、初対面の場合に限らず、社内会議や研修の参加者の緊張を緩和させる目的でも取り入れられます。

多くの場合、会議や研修がスタートする前や、休憩時間を挟んで再開する前の時間をアイスブレイクに充てることが一般的です。

▼「採用面接におけるアイスブレイク」については、こちらの記事で解説しております▼

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2. 会議・研修におけるアイスブレイクの役割

会議や研修におけるアイスブレイクには、大きく分けて3つの役割があります。

会議・研修におけるアイスブレイクの役割

2-1. 参加者の緊張をほぐす

特に参加者同士が初対面の場合は、お互いに緊張してしまうものです。張り詰めたような緊張感のある雰囲気のなかでは、会議や研修が始まっても内容に集中できない可能性があります。

そこで、会議や研修の開始前にアイスブレイクを交えることによって参加者の緊張をほぐし、これから始まる会議や研修にむけてモチベーションをアップさせる効果が期待できます。

2-2. 会議や研修を円滑に進行させる

会議や研修のさなか、質問や意見を受け付けても参加者の反応が得られないこともあります。さまざまな理由が考えられますが、「的外れな質問をしたら恥ずかしい」「大勢の前で話すこと自体が苦手」という参加者が多いことが考えられます。

しかし、参加者が会議や研修の内容を把握できないまま進行してしまうと、会議や研修の効果が十分に得られないでしょう。

また、特にオンライン環境下では参加者の表情が読み取りづらく、和やかな空気を醸成することが難しいものです。質問や意見などを気軽に発言しやすい環境をつくる意味でも、アイスブレイクは重要な役割を果たします。

2-3. 参加者同士のつながりをつくる

初対面の人が多い環境では、参加者同士のコミュニケーションも少なくなりがちです。

アイスブレイクを取り入れることによって、会議や研修全体の緊張感が和らぎ、休憩時間などを使って参加者同士がコミュニケーションをとりやすくなります。これによって社員同士のつながりができ、普段の業務の効率化や生産性の向上も期待できます。

また、会議や研修のなかで沈黙や間が発生すると、講師や司会者の精神的な負担も増大しがちですが、参加者同士が自発的にコミュニケーションをとる環境をつくることができれば、心地よい会話で場をつなげられるでしょう。

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3. 「集団思考の落とし穴」に有効なアイスブレイク

「集団思考の落とし穴」に有効なアイスブレイク

会議などで何らかの意思決定をしなければならないとき、本当は反対意見をもっているのに、議論の流れに逆らえずに沈黙してしまうケースがあります。

また、本来吟味しなければならない議題にもかかわらず、結論を急ぐあまり深く考えずに意思決定をしてしまうケースも考えられます。

会議の参加者がお互いに本音を言い合える関係でないと、議論が深まらず集団思考の落とし穴にはまってしまいます。このような状況を改善し、会議において最善の意思決定がされるよう、アイスブレイクを用いて参加者同士でのコミュニケーションを活性化することが求められます。

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4. オンラインの社内会議・研修においてもアイスブレイクが重要な理由

オンラインの社内会議・研修においてもアイスブレイクが重要な理由

テレワークが浸透してきている現在、オンライン環境下での研修や会議を行う機会も増えています。
従来の対面型の研修や会議だけではなく、オンライン環境下でもアイスブレイクが重要な理由は何でしょうか?

4-1. 対面に比べて相手の表情が分かりにくい

Web会議システムでは複数人の顔が同じ画面上に分割して表示されるため、一人一人の表情や仕草が分かりづらいものです。

また、マイクやスピーカーの性能によっても声のトーンが変わるほか、参加者の周辺環境によっては大きな声を出せず自然とトーンが低くなってしまうこともあります。

このように、オンライン環境下では細かな表情や感情の機微が伝わりにくいため、対面時よりもコミュニケーションの重要性が増します。

4-2. 集中力が維持しづらい

参加者がPCやスマートフォンから視線をそらしてしまうと、講師や司会者にとっては「会議(または研修)に集中していないのではないか」と不安になってしまいます。一方で、参加者からすると、PCやスマートフォンの画面を長時間にわたって凝視していると集中力が途切れてしまうことも事実ではないでしょうか。

会議や研修が長時間におよぶときは、適度にアイスブレイクの時間を設けて集中力を維持しやすい環境をつくる必要があります。

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5. 社内会議・研修で使える! アイスブレイク5選

社内研修や会議におすすめのアイスブレイクを5つ紹介します。今回はオンラインと対面いずれの場面においても実践できるアイスブレイクをピックアップしました。

5-1. 他己紹介

自分で自分のことを紹介する自己紹介ではなく、相手のことを紹介するのが他己紹介です。まずは紹介する相手のことを知る必要があるため、必然的に参加者同士でのコミュニケーションが生まれ、お互いの緊張が緩和されるきっかけになります。

他己紹介の内容はさまざまですが、名前や趣味、特技などはもちろん、大学では何を専攻してきたか、これまでの職歴などを細かくヒアリングしていくと、意外な一面が見えてくることもあります。

5-2. 嘘つき自己紹介

嘘つき自己紹介では、自分自身がこれまで経験してきたエピソードとして3つを紹介する際に、1つは嘘のエピソードを盛り込んでおきます。自己紹介を終えた後、3つのうちどれが嘘のエピソードだったのかをメンバーに投票してもらうゲームです。

嘘を見抜くためにメンバーからの質問を受け付け、自己紹介をする人はそれに回答することで、盛り上がります。自己紹介をする人に対して傾聴の姿勢が身につき、参加者同士のコミュニケーションも活性化されます。

5-3. 顔じゃんけん

顔じゃんけんとはその名の通り、手ではなく顔の表情で「グー」「チョキ」「パー」を出すゲームです。グーは顔全体をこわばらせ、筋肉を顔の中心に寄せるようなイメージ、チョキは口笛を吹くように唇をすぼめた表情、パーは口を大きく開いて笑顔の表情をつくります。

2人1組で「最初はパー」の掛け声でじゃんけんを始めるのがポイントで、お互いが笑顔を出すことで自然と和やかな雰囲気が醸成されます。顔じゃんけんは短時間でも気軽にでき、数回勝負をするだけでアイスブレイクとしての効果が期待できます。

5-4. 5W1Hゲーム

5W1Hゲームとは、「いつ(=When)」「どこで(=Where)」「だれが(=Who)」「何を(=What)」「なぜ(=Why)」「どうした(=How)」をランダムに組み合わせ、文章をつくっていくゲームです。たとえば6人1組のチームであれば、5W1Hのそれぞれの要素を考えてもらい、最後にメンバー全員がワードを一つずつ持ち寄って文章を完成させます。

当然のことながら、意図しない文章が完成することも多く、初対面の参加者同士でも短時間で打ち解けることが期待できるアイスブレイクです。

5-5. 謎解き

謎解きは、参加者が物語の主人公になり、謎を解いて物語のクリアを目指すゲームです。チームワークを活かして謎を解いていくものであれば、参加者同士のコミュニケーションが活性化されアイスブレイクには最適です。

会議室で集合型研修を実施する場合はもちろん、オンライン上で実施できるものもあるため、どのような場面でも使えるアイスブレイクといえます。

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6. アイスブレイクを効果的に取り入れるポイント

アイスブレイクを取り入れる際には、効果を最大化するために注意すべきいくつかのポイントがあります。

6-1. 時間を明確に区切る

アイスブレイクの役割は、あくまでも参加者の緊張を緩和し、会議や研修をスムーズに進めることです。

あまりにもアイスブレイクに多くの時間を費やしてしまうと、本題である会議や研修の時間を圧迫してしまうため、アイスブレイクは明確に時間を区切って実施することが大前提となります。

アイスブレイクの時間として適切なのは10分から30分程度とされています。

6-2. 参加者のプロフィールを考慮する

初対面同士なのか、同じ部署内のメンバーなのか。このような参加者のプロフィールによっても、アイスブレイクに割く時間や種類は異なります。

初対面の参加者が多い場合は、「他己紹介」や「嘘つき自己紹介」などのように、参加者同士が積極的にコミュニケーションでき、お互いのプロフィールを知ることができるものが適しているといえるでしょう。

反対に、部署内のメンバー同士など、参加者同士がすでに顔なじみであれば、短時間で手軽に行える「顔じゃんけん」や、簡単な雑談だけでも効果が見込めます。

6-3. 会議や研修形態に合わせたアイスプレイクを採用する

アイスブレイクを検討する際には、オンライン研修と対面研修、それぞれの場面に合わせたものを検討しましょう。今回紹介したアイスブレイクは、いずれもオンラインと対面の両方に対応できるものばかりです。

オンライン環境下では、当然のことながら参加者同士が物理的に触れあうことができないため、実施できるアイスブレイクも限られてしまいます。

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7. 社内会議・研修にアイスブレイクを取り入れて組織力とエンゲージメントを向上させる

社内会議・研修にアイスブレイクを取り入れて組織力とエンゲージメントを向上させる

社内会議や研修において、円滑なコミュニケーションができずに悩んでいる企業は少なくありません。さらに最近では、テレワークによってこれまで表面化してこなかったコミュニケーション不足に課題を感じている企業も増えてきています。

社内でのコミュニケーションが不足していると、チームの生産性やエンゲージメントを低下させる恐れがあります。

社内研修でコミュニケーション不足を解消するとともに、アイスブレイクを効果的に取り入れて組織力やエンゲージメントの向上を目指しましょう。

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