新時代を拓く専門人材の採用に成功。
時間をかけた丁寧な面談で関係を築く

代表取締役社長/駒村 直洋様

コムターズ株式会社

 メーカー
 母集団の質
 1-50名
代表取締役社長/駒村 直洋様
コムターズ株式会社は、大阪高級鋳造鉄工株式会社を母体とし、鋳鉄鋳物、アルミ鋳物、製缶をはじめとする素形材から機械加工、塗装、組立、物流までを一貫して担うメーカー集団「ダイチュウグループ」のホールディングカンパニー。鋼板・鋼材・アルミ地金・鋳造品用主原料の販売、景観デザイン製品・橋梁用防護柵の設計・製作および販売、リース業を手掛けている。同業他社と積極的に情報交換を行い、業界全体で成功体験を共有できるよう取り組んでいるのも特徴。

ビズリーチ導入の背景と効果

ビズリーチを選んだ理由
・高度な専門性を持ち、業界経験のある人材を、
キーワードで絞って検索しやすいため
・転職意欲の高い人材が多く登録している印象を受けたため
導入前の課題
・若い人材が少なく業界全体の高齢化が進んでおり、慢性的な人手不足で高度な専門性を持った技術者を採用することが難しい
・世代交代にあたり、基幹事業だけでなく、幅広い業態に対応できる専門性の高い人材が不足していた
・受注生産だけでなく積極的に提案していくスタイルに移行するにあたり、専門的知識・経験のある営業職の人材が不足していた
導入後の効果
・営業職含め管理職などで5名の採用に成功
・通常のルートでは出会うのが難しい高い役職の候補者と出会うことができた
・これまで会社にいなかったタイプの人材を迎え入れることができ、会社の考えや雰囲気が大きく変わった

業界の高齢化に若年層技術者の減少。逆境のなか選択したのはカジュアルにアプローチできるビズリーチ

弊社は、創業80年を超える大阪高級鋳造鉄工株式会社を母体としたメーカー集団「ダイチュウグループ」のホールディングカンパニーです。グループで全国6社、5拠点を展開しており、鋼板・鋼材・アルミ地金・鋳造品用主原料の販売、景観デザイン製品・橋梁用防護柵の設計・製作および販売、リース業など、広く長く「ものづくり」の現場を支えてきました。

母体の大阪高級鋳造鉄工株式会社のコア事業である鋳造業は、年々企業や工場数が減ってきていて縮小傾向にあります。重工業全体で見ても、近年人気であるIT関連の技術職と比べると若年層の人材が入ってきません。また、人材育成も一朝一夕でできるものではなく、業界全体として人材不足が進んでいます。

そのため、高い専門性と現場経験のある人材を採用するために2021年にビズリーチを導入し、中途採用に力を入れはじめました。以前から現場技術者や製造部門を対象に中途採用を行っていましたが、基本的に求人広告媒体を利用した「待ちの採用」でした。ダイレクトリクルーティングに乗り出したのはビズリーチを導入してからです。

導入の決め手となったのは、候補者と「面談」という形で「面接」の前に形式にとらわれずカジュアルに「会える」こと。これまでの一般的な採用活動ではいきなり面接に入るケースが大半でした。しかし、ビズリーチの場合はまず面接としてお茶をしたり、フランクに仕事状況についてお話をしたりといったコミュニケーションの機会を持つことができます。実際にそうした場を設けたことでお互いの理解が深まり、最初は条件面で厳しいかなと思っていた候補者が入社を決めてくれたこともありました。その人は現在、新規の事業部門を立ち上げ、バリバリ活躍してくれています。

時間をかけた丁寧な面談。その分、面接から内定まではスピーディに

私がコムターズ株式会社の社長に就任したのが2021年。世代交代や時代に合わせた業態の変化、多岐にわたる顧客ニーズなどに対応すべく、さまざまな領域の専門的な人材を採用する必要がありました。次世代を担う技術職や管理職はもちろん、設計開発担当や品質管理の担当者、新拠点の工場長候補、現場の知見を持つ営業職もそうです。弊社は受注生産がメインになるので、技術の話がまず何よりも大事。一方で、単に注文を待つ部品メーカーとしてやっていくのは厳しい時代に入っています。そのため、今後はこちらから提案する営業スタイルや、経営トップ層に限らず幅広い担当者との交渉力、調整力を持った営業職の人材も必要になってきました。

ビズリーチはキーワード検索の機能が優れていて、専門的な人材を探すのにとても助かっています。経験してきたキャリアや磨いてきた専門性など、多様な検索条件で人材を探せるできるので、普段なかなか会うことのできない希少な経験をお持ちの方と出会えます。過去には中国の企業で副社長を務めた方とお話をする機会もありました。たとえ採用につながらなくとも、こうした出会いに恵まれることが嬉しいですね。

採用活動には、社長である私自らが積極的に参加しています。先ほども申しましたように、業界全体で人材不足が進んでいますので、数少ない専門技術を持つ現場経験者には積極的にお会いしてきました。スカウトのメッセージは候補者に合わせて私自身が考え、作成してアプローチ。採用の可能性の有無にかかわらず、経験者であればとにかくお会いする。新幹線で行ける範囲であれば、時間が許す限りどこでも足を運ぶようにしています。

面接は時間をかけてコミュニケーションを重ね、お互いの理解が深まったうえで実施。特に技術職では、実際に仕事内容をイメージできるように必ず弊社工場の見学の機会を設けています。応募者の中には早く次の選考フローへ進めたいのだろうなと感じる方もいらっしゃいますが、お互いの理解が浅いままだと双方にとって良くありません。納得できるところを探しながら丁寧に進めることで、結果として良いご縁になると信じてこれまで取り組んできました。その分、面接から内定まではスピーディに進め、すぐにお返事を出すようにしています。

採用活動で新たな文化と事業展開を。地方での採用に引き続き期待

ビズリーチを導入し、さまざまな候補者とお会いして関係を築いた結果、拠点の工場長や営業職含め合計5名の採用につながりました。先ほども申しましたように、現在新規部署を立ち上げてバリバリ活躍してくれている社員もいます。それぞれがこれまで弊社になかった視点を与えてくれるので、会社の考えや雰囲気が良い方向に変わり始め、新しい風が吹いてきました

今後は事業の成長に伴い、専門的知識・経験を持つ営業職や地方拠点の管理職、技術職などの人材を拡充し、システム開発や社内のDXなどを担うSEの採用も進めていく予定です。また、採用活動においても経営者の判断だけでなく、現場からの声も大事にし、必要な人材を採用していきたいと考えています。

地方拠点への人材の採用については、母数が少ないなかでどのように採用活動を進めていくかが大きな課題でした。折に触れてビズリーチの担当者が親身に相談に乗ってくれて、検索やアプローチなどの工夫を一緒に考えてくれたのでとても助かりました。今後は弊社だけでなく、ときには同業他社とも意見交換や情報交換を行い、成功体験を共有しながら業界全体で成長していけるよう取り組んでいきたいですね。

※所属・役職等は制作時点のものとなります。

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