トップ層を獲得して、実現できた事業成長。 業界内での独自の立ち位置を訴求して、 コンスタントな採用に成功
(右)事業本部 制御事業部長/吉沢 明紘様
AZAPA 株式会社
メーカー母集団の質/地方の採用
51-500名
(右)事業本部 制御事業部長/吉沢 明紘様
ビズリーチ導入の背景と効果
- ビズリーチを選んだ理由
- 自社が新たな成長ステージに差し掛かり、変革を主導する役員クラスから幹部候補まで優秀なトップ層の採用が必要となったため
- 導入前の課題
- ・業界内でも唯一無二の立ち位置として事業を成長させていくために、ビジネス・技術両面で変革を主導できる人材が不足していた
- 導入後の効果
- ・ビズリーチ・ダイレクトの登録者には、「独自性のある事業を行っている企業で働きたい」という思いを持った方も多く相性が良いため、導入した2012年以来、トップ層から新部門の立ち上げメンバーまで、コンスタントに採用できている
設立4年目で新たな成長ステージに差し掛かる。変革を主導できる人材を採用しようとビズリーチ・ダイレクトを導入
当社は、2008年の設立以来、エンジン制御を基軸に、モデルベース開発や新制御開発など自動車の最先端技術を武器として、自動車メーカーやサプライヤーを技術支援している自動車ベンチャー企業です。
日本の自動車業界には、企業間で「Tier(ティア)」という階層構造があります。自動車メーカーの一次下請けを「Tier1」、二次下請けを「Tier2」と呼ぶなど構造がかっちりと決まっていたのですが、当社は開発スピードの速さや斬新な発想力から「Tier0.5」という新しいポジションを獲得しました。自動車メーカーに最も近く、「Tier1」や他業界の企業とも共創できる立場として、未来のクルマを創造し、オープンイノベーション化を牽引しています。
創業から4年ほどたった2012年頃、会社をさらなる成長ステージに乗せる必要がありました。そのためには、まず役員・幹部など優秀なトップ層を採用する必要があると考えたため、さまざまな採用手法を模索するなかで出会ったのが、ビズリーチ・ダイレクトです。「ハイクラス人材の獲得」に適したサービスとのことで、私たちが採用したい層の採用にぴったりだと思い、導入を決めました。
独自性のある事業や業界ポジショニングはビズリーチ・ダイレクトの登録者と好相性。スカウトメッセージの返信率は30〜40%
トップ層の採用において一定の成果が出たため、新しく立ち上げる部門の人材採用などにも、ビズリーチ・ダイレクトを利用していました。ビズリーチ・ダイレクトは検索性に優れているので、求めるスキルや条件に合致する候補者の方を見つけやすいのです。しかし、スカウトメッセージの返信率はなかなか上がりませんでした。
2017年の途中に採用体制を見直し、全社のなかでも即戦力採用ニーズの高い事業本部では、採用活動を管理部経由から事業本部自ら行う形にしました。そのため、事業部長が直接ビズリーチ・ダイレクトにログインして、自分たちが採用したい人材を探すようになったのですが、ビズリーチ・ダイレクトの操作面では問題なかったものの、事業部長としての職務を行いながら、候補者へのスカウトメッセージの送信・返信、面談の日程調整を行うには、時間が足りませんでした。そこで、採用アシスタントを新たに迎え入れ、採用活動を加速化させました。
採用アシスタントは、求人広告提供企業で営業の経験があるメンバーでした。そのため、当社の現在の採用状況を把握したうえで、「AZAPAは、自動車業界全体を見渡しても異質な立ち位置を築いていて、魅力的でユニークな事業をしている。その事業内容や目指す世界観をしっかりと伝えられれば、より多くの候補者が集まるはずだ」と言い、積極的に協力してくれました。愛知県は自動車関連の企業が多いため、エンジニアの採用は簡単ではありません。けれど、ビズリーチ・ダイレクトには、「仕事のやりがい」や「自分のスキルを今以上に生かせる場」を求めて、転職を検討される方が多く登録されています。そのため、独自性のある事業を行っている当社とは、とても相性が良いということに気付きました。また、ビズリーチ・ダイレクトに登録している方は、経歴やお持ちのスキルについて詳細に記載されています。そのため、内容を見て一人一人がどんな方であるかを想像しながら、相手に響きそうなオリジナルのスカウト文面を作成しました。
ちょうど、この数年間は代表の近藤が多くのメディアに取り上げられ、イベントへも登壇するなど、AZAPAの知名度も上がってきていました。そうした要素もあいまった結果、この半年間ほどは、スカウトメッセージの返信率もコンスタントに30~40%台をキープしており、魅力的な人材を順調に採用できています。
2018年も半年間で5名の採用に成功。イノベーションを創出できるメンバーとともにさらなる事業成長を目指す
ビズリーチ・ダイレクトを利用して、2018年だけでも、6月時点ですでに事業部長やマネジメント層を中心とした5名の採用が決定しています。
今、当社が手掛けている事業の幅は広く、保険業界やヘルスケア業界など異業種間での事業のコラボレーションも進んでいます。だからこそ、新しい技術や世の中の変化にアンテナを張り、仮説でもいいから自分の意見を持って「新しいサービスや技術開発に取り組んでいきましょう!」と提案できるメンバーを今後も必要としています。そうしたメンバーとともに、さまざまな企業と共創し、旧態依然とした構造を打破するようなイノベーションを起こすのが、われわれの目指すところです。
新たな挑戦を続ける企業姿勢に引かれ転職を決意。目指すは、“産業のイノベーションを牽引するAZAPA”をつくること
2013年11月入社 加藤 丈晴様
もともと私は、大手自動車メーカーで15年ほど、車両実験部門の技術者として勤務していました。2006~2009年にはアメリカへの駐在も経験したのですが、その際に欧米人の仕事に対する取り組み方、イノベーションを追求する姿勢に刺激を受けました。すぐに転職するつもりはなかったのですが、海外で働くことを含めて一度視野を広く持って情報収集してみよう、そのために自分の市場価値を測ってみよう、そんな気持ちでいくつかの転職サイトに登録しました。ビズリーチもその一つです。
ビズリーチに登録後、AZAPA株式会社の代表取締役・近藤からプラチナスカウトが届きました。AZAPAの社名や事業はそのとき初めて知ったのですが、スカウト文面を読んだときに「面白そうな企業だ」と直感的に思いました。その後、近藤と数回面談をして、AZAPAが出展していたEV展にも足を運びました。接点を持ち、AZAPAのことを知っていくなかで、近藤の熱意や、自動車業界で新しい立ち位置を確立しようとするAZAPAの姿勢にどんどん引かれ「この会社でこの人となら、きっとわくわくする仕事ができる」と思うようになったのです。大手企業を退職するということで、周りの反対もありましたが、自分の直感を貫き通しました。
AZAPAには、2013年に転職して、現在は取締役を務めています。入社後は、計測事業の立ち上げを担当しました。結果的にはうまく立ち上げられなかったのですが、やりがいは大いに感じられました。そして、転職して初めて知ったこともたくさんあります。たとえば、当社は自動車システムの振る舞いを物理式や数式で「見える化」する「モデルベース開発」を軸の一つとしているのですが、こうした手法は入社するまで知りませんでした。また、経営層として採用されたので、財務や経営戦略に関する業務にも携わっているのですが、最初は用語が理解できないこともありました。けれど、そのたびに勉強して、周りのメンバーの発言や仕事ぶりを見て聞いてまねて……それを繰り返すうちに、だんだん知識が身について、自分の仕事のスタイルを見つけられたように感じます。大変でしたが、転職してこうした経験ができたことは、キャリア人生において大きな財産です。
私は常々、「強い日本を創る」ためにどのような貢献ができるだろうかと考えています。自動車業界でAZAPAが行ってきた革新的なチャレンジ、新たに築いたしくみや考え方は、他の産業でイノベーションを起こす際にも利用できるはずです。だからこそ、AZAPAが「技術立国」と呼ばれる日本の産業界全体を、ときに牽引し、ときに支えられるポジションになれるよう、これからも力を尽くしていければと思います。