「ビズリーチ・ダイレクト」のフル活用と「プロ・リクルーター サービス」によるサポートで「チーム サイフューズ」の人材獲得に成功
(中央)研究開発部 細胞製品開発グループ/高井 治美 様
(右)執行役員 システム開発部長/徳永 周彦 様
株式会社サイフューズ
メディカル工数削減/母集団の質
1-50名
(中央)研究開発部 細胞製品開発グループ/高井 治美 様
(右)執行役員 システム開発部長/徳永 周彦 様
ビズリーチ導入の背景と効果
- ビズリーチを選んだ理由
- 過度に時間や人員をかけた採用を継続するより、ダイレクトに求職者にアプローチし、双方向にコミュニケーションを取ることができる「ビズリーチ・ダイレクト」であれば、会社が本当に必要とする人材に出会えると思った
- 導入前の課題
- ・一般的に採用が難しい研究開発職において、旧来の人材紹介会社を通じた採用活動のみでの人材獲得には限界を感じていた。加えて、専任の人事(採用担当)を置くことが難しく、効率的な採用活動を行うことや採用方針の検討に十分な時間をかけられないなど採用に関する課題が多かった
- 導入後の効果
- ・「ビズリーチ・ダイレクト」の導入により、人材情報が豊富なデータベースへ直接アクセスできるため、従来よりも採用要件を柔軟に考えられたり、求めている人材層や候補者群へのリーチが向上したりした
・オプションサービスである「プロ・リクルーター サービス」を導入し、ビズリーチの専任担当者とともに採用プロセスを設計することで、社内の採用活動の工数削減という合理化を達成するとともに、社内の採用ノウハウを磨くこともできた
・スカウトへの返信率や面談への参加率も格段に向上し、2014年の導入以来、約20名の会社規模にあって、研究開発職やマネージャー職などのキーパーソン5名以上の採用に成功した
ビズリーチの専任担当者との緊密なやりとりで、求める人材像を明確化。
求人条件を広げることは「妥協」ではなく、会社が求める人材の「本質」に触れるためのもの
2010年に創業したサイフューズは、バイオロジーとロボティクスという異分野を融合させた事業を展開しており、これらの限られた領域で高度な専門性を有する人材を求めてきました。一般的に研究開発者や技術者は、売り手市場で採用が非常に難しい層であり、人材紹介会社等の数や紹介者の数は増えるものの、求める候補者に出会えるまでには多くの時間と労力を要する状況が続いていました。
そのような状況のなか、候補者の登場を受け身で待つのではなく、自分たちからより能動的・積極的に人材へアプローチできる手法に関心を持ち、2014年に「ビズリーチ・ダイレクト」の導入を開始しました。導入当初はデータベースに触れる時間を多くとったり、ビズリーチが主催するセミナーなどに参加したりして、ダイレクトリクルーティングのノウハウを学んでいきました。
それまでの採用活動では人材紹介会社に対して、一般的な求人条件を伝えてはいました。しかし、「ビズリーチ・ダイレクト」を導入し、まず丁寧に要件定義を行い、求人票やスカウトの文面などに入れるキーワードをビズリーチの専任担当者と一緒に一つ一つ考えるプロセスを経ていくなかで、自分たちでは言語化しきれていなかった「こういう人と一緒に働きたい!」という人材像が、より明確になっていきました。また、専任担当者との定期的なミーティングのなかで、サイフューズの現状や求める人材に必要な経験などを伝えることにより、時には大胆に候補者の業種や業務などの条件の幅を広げるような、具体的な提案もしてくれました。
振り返ってみると、このようなビズリーチの専任担当者とのやりとりは単に求人条件を妥協して変更する作業ではなく、会社が求めている人材の「本質」に触れ、それまで言語化が難しかった人物像に対する抽象的なイメージを解読してくれるようなとても大事な機会であったと思います。
こうして、サイフューズにとってフィットした候補者群を抽出でき、実際にサイフューズに関心を持っていただける方々が増えてくるようになると、徐々に面談設定などの日程連絡や候補者ごとの進捗管理などの作業負担が大きくなってきました。全社でも20名規模のベンチャー企業なので、やはり人事・採用の専任担当者を置くことは難しい状況は変わりません。双方向にコミュニケーションを取れるという「ビズリーチ・ダイレクト」のメリットを活かすにはスピーディーなレスポンスが肝要であるにもかかわらず、候補者への対応が追いつかないという事態が起こり始めてしまいました。
そこでビズリーチから提案されたのが「プロ・リクルーター サービス」です。このサービスでは、専任担当者が最初の候補者スクリーニングからリストアップまでをサポートしてくれるので、候補者選定に時間をかけることができます。
サイフューズのように「ビズリーチ・ダイレクト」を使って、複数ポジションの採用活動を同時並行的に進めているユーザーも多いと思いますが、さらにビズリーチの「プロ・リクルーター サービス」に会社の人事部機能の一部を担っていただくことで、会社が採用活動に集中できるというメリットは大きいと感じています。このような直接かつ双方向に候補者とコミュニケーションを取ることができる人材データベース「ビズリーチ・ダイレクト」という先進的なプラットフォームに加え、「プロ・リクルーター サービス」のようなソフト面でのサービスも充実していることは、ビズリーチの大きな魅力ですね。
採用に至らなかったとしても、求職者との縁が切れないのが「ビズリーチ・ダイレクト」の魅力。採用開始から長期間に及ぶ「つかず離れずの求愛活動」で人材獲得に成功
実は「タレントプール」という考え方も、ビズリーチの担当者からはじめて教えていただきました。採用に至らなかった候補者とは縁が切れてしまうのが一般的ではあります。特に研究者や技術者の場合は、転職自体に興味があっても現職での研究や開発などの都合で活動するタイミングを合わせることが難しく、連絡が断続的になってしまったりするケースもあります。実際に、面談予定が4回も仕事のご都合でキャンセルとなってしまい、候補者ご本人がそのこと自体を申し訳ないと思うあまりご辞退を考えられたケースがありました。ですが、「採用に至らなかったとしても違うかたちで仕事をご一緒する可能性もある。連絡を取り合うことで双方のタイミングの良い時期に情報交換だけでもさせてほしい」と正直に思いを伝えました。その後しばらく期間を空け、再度ご連絡を取ったところ、会社ラボで開発現場を実際に見学していただき、面談も実施でき、結果としてサイフューズに対する関心が深まり転職を決めていただけました。
そのほか、会社が参加する展示会に誘うなど、電話やメールでの連絡を絶やさず続け、結果的に最初にお会いしてから1年後に入社していただいた方もいます。また、入社には至りませんでしたが、他社への転職後に「サイフューズを取材いただく」という縁で再会を果たした方もいます。これらは「タレントプール」機能が発揮された結果であり、「ビズリーチ・ダイレクト」以外の方法による採用活動では、実現は難しかったケースであると思います。
一般的にスケジュールの調整などのレスポンスはスピードを重視すべきであると思いますが、候補者に「振り向いていただく」にはやはり、タイミングが肝心です。「ビズリーチ・ダイレクト」であれば、このように時期にとらわれることなく、会社と候補者双方にとってベストなタイミングでのコンタクトを継続することが可能となります。「ビズリーチ・ダイレクト」ではそもそもデータベースから抽出できた時点で、経験やスキルについては会社が望む基準は満たされていることが多いので、そこからあとはいかに候補者との面談機会を持つことができるか、会社と候補者の双方向でのコミュニケーションができるかをみることが大事だと思います。
20名規模の会社で、5名以上のキーパーソンが「ビズリーチ・ダイレクト」を経由して入社。日々進化するデータベースに今後も期待
創業当初は5名ほどだったメンバーも「ビズリーチ・ダイレクト」を導入した2014年から10名、20名規模と成長し、そのなかで「ビズリーチ・ダイレクト」での採用実績は5名以上にのぼります。職種としても、一般的に採用が難しい研究開発職、管理系や企画系などのマネージャー職など専門性の高い領域においても採用することができました。
これからのサイフューズはまさに再生・細胞医療分野という先端医療の分野で、未知の製品を世に出すという大きな目標に向かっていくので、「新しいことに挑戦したい!」「何かの役に立ちたい!」「サイフューズで成し遂げたい!」という強い想いをお持ちの方と一緒に仕事をしてみたいと考えています。
これまでの人生で何かに没頭した経験があるとなじみやすい職場かと思いますので、最初の面談では、趣味、スポーツや地元など何でもいいのですが、いろいろなテーマを出してその方なりの愛着や熱意の表現を感じとるように心がけています。どのようなテーマであれ、何かに愛情を注いだ経験をお持ちで、面談の場でもそういったお話が盛り上がった方が結果的にご縁もあって採用につながり、サイフューズ入社後もそうした熱意を絶やさず活躍しているケースが多いと思います。また、20名規模の親密な所帯で、場合によっては家族よりも長い時間をともに過ごす可能性があるので、やはりチームプレーに徹することはとても重要です。ベンチャーという環境であるからこそ、フットワークの軽さや、報告・連絡・相談の小まめさを持ちながら、一方で、ちょっとした目配せやあうんの呼吸で通じ合えるような「仲間」を、「チーム」を、大事にできる人であってほしいです。
サイフューズは、バイオロジーやメディカル領域とロボティクス領域という一般的には相容れない異分野を掛け合わせたユニークな事業を展開していますが、本来、イノベーションは異質のものが混ざり合って生まれるものであり、今後も、異分野・異文化の人材を積極的に求めることでイノベーションを創造していきたいと考えています。また、日々データベースを使用するなかで、ビズリーチへの登録者が質・量ともに年々充実しているのも強く感じており、日々進化する「ビズリーチ・ダイレクト」に今後も大いに期待をしています。