市場競争を勝ち抜くための採用戦略。
老舗歯車製造企業の成功事例とは

代表取締役社長/松本 篤様

有限会社八龍歯車工作所

 メーカー
 母集団の質
 1-50名
代表取締役社長/松本 篤様
有限会社八龍歯車工作所は、1946年創立、創業70年余で、大阪府八尾市を拠点に、精密小型歯車の製造加工を中心に中型歯車などの製作を行う老舗企業。確かな技術を誇り、現在も伝統的な技法を守りながら新たな挑戦を続け、業務の幅を広げている。

ビズリーチ導入の背景と効果

ビズリーチを選んだ理由
・採用活動の効率化と、課題の解決につながる人材と出会える可能性を感じ、ビズリーチの導入を決定した
導入前の課題
・国内外の市場環境の変化と製造業界内の競争激化に直面し、企業の成長と競争力の維持が急務だった
・従業員の平均年齢が上昇したため若手採用を進めたところ、新たな課題として、「技術力」と「マネジメント力」が浮上していた
・求人広告や人材紹介会社を利用していたが、専門的な技術者の採用に難航していた
導入後の効果
・登録会員数が多く、経歴の情報を詳細に見られるデータベースから候補者を検索し、直接アプローチすることで採用の可能性が高まった
・会社全体の人材基盤が強化され、売り上げも大幅にアップした

「社長自らが本音で語る」ことを大切に。ビズリーチ導入で生まれた変革と成長

弊社は、大阪府八尾市で歯車の製造を専門とする企業で、私が3代目社長を務めています。私はもともと不動産業の営業職として働いており、歯車も製造業も未経験だったのですが、妻の実家の会社ということもあり8年前に入社しました。入社当初、従業員の平均年齢は60歳を超えており、生産工程も今より非効率で、既存の機械もまだ稼働の余地がある状況でした。そのため、組織の若返りを目指した採用活動を行い、若年層を採用しました。しかし、新たな課題として「技術力」と「マネジメント力」に直面しました。具体的には、熟練社員と若手社員をつなぐ、次期リーダーとなる中堅社員の不在です。既に技術力を持っており、さらに現場をリードでき、生産管理ができる人材の採用が求められるようになりました。

ビズリーチ導入前は、求人広告や人材紹介会社を利用していました。しかし、求めている人材に出会うことは難しく、特に即戦力となる人材を探すのに苦労していました。応募者が多くても、弊社が求めるスキルを持つ人材にはなかなか出会えませんでした。弊社が求める人材の要件が高すぎるのかと思い、求人への応募者の選考を進めても、もう少し待てば求める人材からの応募があるのではないかと迷いが生じて選考が長引き、選考中の候補者を逃すリスクを感じることもありました。今思うと、「待ち」の採用活動を行っていたのだと思います。

こうした状況を打開し、将来的にリーダーとなり得る人材を採用するために、新しい採用方法を模索していました。そのころ、ビズリーチの営業担当から連絡をもらいました。はじめは「ビズリーチはホワイトカラーの高年収帯の人材を対象としたサービス」というイメージがあり、ビズリーチに登録している会員が弊社に来てくれるのか、正直不安でした。しかし、ビズリーチの「攻めの採用」ができるところや、気になる人材に自ら直接弊社の考えや熱意を届けられる点に魅力を感じ、導入を決めました。

ビズリーチを導入してみると、データベースに登録している会員のスキルの高さや、スカウトの活用方法が弊社に合っているとすぐに分かりました。スカウトのメッセージ内容は、「なぜあなたにスカウトのメッセージを送ったのか」「なぜあなたに来てほしいのか」「弊社の現在と未来、そして活躍してほしいポジション」を本音で明確に記載することを心がけました。また、ビズリーチの担当者にも協力してもらい、候補者検索の際に求める人材の絞り込みを徹底して行ったり、求職者が一日に何十通もスカウトを受け取ることを考慮して、スカウトのメッセージを件名から工夫して作成したりしていました。そして、足を運んでくれた応募者へも同様に、弊社の現状とこれからの話を包み隠さず気持ちを込めて伝えました。最終的には、リーダー候補の求人に応募してくださった3~4名のなかから理想の人に出会うことができました。お伝えしたことをきちんと理解したうえで入社していただき、現在も活躍してもらっています。

ビズリーチのスカウトは、弊社の思いを候補者へ届けて「攻めの採用」ができる、非常に有効な機能だと感じています。

製造部門3名、生産管理1名の採用成功

ビズリーチを利用して採用活動を続けた結果、製造部門3名、生産管理1名の採用に成功しました。生産管理職は、私以外にも営業職として活躍してもらうために営業経験も豊富な人を募集しました。今後、生産現場での実地研修を通して弊社のものづくりを学んだうえで、営業職として本格的に活躍してもらう予定です。営業職は、お客様のところへ伺って直接話を聞き、その後生産工程においては現場とのやり取りが必ず発生します。まずは、生産現場では何をどのような思いで作っているのか、品質や強みは何か、どのような工程を経て製品が生まれるかをしっかりその目で確かめ、深く知ってもらう予定です。私は、企業は人で成り立っていると強く感じています。その考えからも、生産現場を理解したうえでお客様と話ができれば、生産現場とお客様双方から信頼される営業職として活躍してくれるのではないか、と期待しています。

また、製造部門への入社者は、前職の経験を生かし生産現場のリーダーとして活躍してくれています。既存の機械をどのように稼働させ、どのように生産工程を改善するかといった課題対策をはじめ、新たな機械導入の検討・提案や、新設部署の提案、さらには若手社員と熟練社員間でのコミュニケーションを図り、生産性を大きく伸ばしてくれています。会社の売り上げは大きく伸びており、ビズリーチを利用し、良い人たちに入社してもらえてよかったと実感しています。

小さなチャンスを生かす

弊社は歯車以外のものづくりにも挑戦しています。例えば、新たに歯車周りの遊星キャリアやカップリングなどの生産に取り組み、着実にオーダーをいただきはじめています。少量オーダーをチャンスとして成功させ、次はロット生産するなどして、生産単位や生産方法も試行錯誤しながら成長しています。採用も同じだと思っています。私は、ビズリーチは中小企業がチャレンジするにはハードルが高いと思っていました。しかし実際には、ビズリーチには弊社にとってのチャンスがたくさんあり、データベースには求めていた人材が想像以上に登録していました。

ビズリーチの機能を自社の採用戦略にどう生かしていくかが大切だと思います。製造業の特性を生かし、これからもビズリーチを活用した採用戦略を考えていきたいと思います。

※所属・役職等は制作時点のものとなります。

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