わずか3ヶ月で目標以上の3名の採用に成功。第三者目線で自社の魅力を引き出し、自社の採用力をアップ

第三者の視点で関わり、自社の魅力と採用力を引き出すパートナーとしてビズリーチを導入

弊社は2002年に設立された、阪急阪神ホールディングス株式会社の都市交通事業を担うグループ会社の一つです。経営理念として「輸送の安全・安心・快適を日々追求し、顧客および社会へ貢献していく」を掲げ、これまで鉄道車両の定期検査、車両の改造工事、鉄道車両用品の製作・販売などの事業を手掛け、長年にわたり鉄道業界を支えてきました。定期検査や修理を通じて鉄道の安全・安心を守るだけでなく、時代のニーズに合わせたサービス機器の追設や観光目的として利用いただけることで沿線価値の向上に寄与する新造車両の設計・製作も行うなど、新旧問わずさまざまな鉄道車両に携わっています。

事業の特性上、現場の技術者が多く、高い技術力を誇るのが弊社の強みです。しかし、現場の生え抜き社員であるがため、マネジメント能力が育成されず、管理部門を強化する必要がありました。以前から新卒採用に取り組んでいましたが、募集や紹介を「待つ」採用に固執していたため、欲しい人材と入社したい人材のマッチングに苦慮し、ここ数年の成果は芳しくなく、採用後にも相応の育成コストがかかるため、思い切って即戦力を採用する方針に切り替えることにしました。しかし、これまで中途採用なおかつ即戦力採用には取り組んだ経験がなく、採用のノウハウも不足していたため、私を含め担当者は試行錯誤の状態に陥っていました。一言で言えば、「採用力」に課題があったと思います。人材紹介サービスを利用することもありましたが、弊社をキャリアアップのための一ステップと捉えて短期間で辞めてしまう人が多く、その結果、母集団の形成もうまくいかず、採用活動は難航していました。そんな中で出会ったのがビズリーチです。

導入にあたっては、これまでの「待ち」の採用ではなく、弊社が欲しい人材をリストアップし、弊社の魅力を積極的に伝えて口説くという「攻め」の採用の必要性に加え、採用活動のパートナーとして第三者の立場からのサポートに価値を感じていました。というのも、社内の人間は長く働いているため、自社の事業には詳しいものの、内部にいるからこそ見えなくなっている部分もあります。そこで、第三者であるビズリーチに入ってもらい、弊社の魅力を外部の視点から引き出して言語化し、発信してもらいたいと考えました。また、採用に詳しい担当者に伴走してもらいながら、我々自身の採用力を強化していきたいという思いもあり、導入を決定しました。

自社の魅力はもちろん、課題も誠実に伝える。真摯な姿勢が響き、短期間で4名の採用に成功

ビズリーチのサービスで特に便利だったのが、弊社がスカウトした候補者と直接お会いしてお話しできる面談のシステムです。採用活動で特に難しかったのが、弊社の魅力を伝えることでした。書面だとどうしても弊社の魅力を十分に伝えきれず、採用につながらないことが多かったからです。私自身、弊社はとても働きがいのある会社だと思っているので、直接会って話をすれば、必ずその魅力を感じてもらえると確信していました。そのため、対面で採用活動ができる面談の機会があることは、非常に有用でした。

また、事前に面談を通じて双方の要望や意識をすり合わせることで、現場配属後のミスマッチを減らせるというメリットもありました。先述の通り、以前は人材紹介サービスを利用していたのですが、ミスマッチから早期離職につながりやすく、無駄な採用コストが発生していました。導入や運用に多少のコストがかかっても、長く働いてくれる方とご縁を結べたり、我々の採用力が向上したりするのであれば、そのコストは回収できるだろうと考えていました。実際、導入からわずか3ヶ月という短期間で、当初目標にしていた採用数を上回る採用数かつ、同じ志を持った経験豊富な仲間を迎え入れることに成功し、非常に満足しています。

採用活動で特に意識していたのは、弊社の理念に対する想いを共有するため、まず弊社のファンになってもらうことです。ターゲットである候補者はもちろん、ビズリーチの担当者にもファンになっていただきたかったため、最初の打ち合わせ前に熱い想いを込めたメールをお送りしました。これから一緒に採用活動を進めるパートナーとして、信頼関係をしっかりと築いておきたかったからです。担当者は、我々の想いを汲み取ってくれ、さらに弊社の魅力だけでなく課題についても忌憚なく意見し、第三者目線でアドバイスしてくれました。そのおかげで、私自身も自社の理解を深め、スカウトや面談で弊社の魅力をしっかりアピールすることができました。

候補者との面談の際は、魅力だけでなく、弊社の課題や現状についても誠実にお伝えすることを心がけています。転職は候補者さまの人生に大きくかかわる決断でもあるため、ミスマッチや早期離職を防ぐためにも、事前に弊社の足りない部分を隠さずに話すことが重要だとアドバイスをいただき、それを実践するようにしました。その結果、そうした姿勢が信頼につながったのか、弊社の課題や足りない部分を補いたいという熱い想いを持った候補者に出会うことができました。さらには、転職の理由や前職での不満を候補者から引き出すことで、弊社従業員満足度の向上および離職防止にもつなげていくことができると考えます。

ビズリーチを導入することで、当初目標にしていた採用数を上回る人数を採用できただけでなく、我々の採用力の向上や、自社の魅力に気づくこともできました。この経験とビズリーチ担当者からアドバイス頂いた内容は今後のインナーブランディングにも活かすことができると感じており、期待以上の成果を得ることができたのではないかと思っています。

多様性が輝く職場へ。性別や国籍を超え、多様な人材が力を発揮できる環境の実現

ビズリーチを通じて出会い、内定を出した候補者は4名おり、そのうち3名はすでに入社して、総務部や営業設計部という弊社の重要ポストで活躍しており、ベテラン社員と共に業務について意見や改善案を積極的に出してくれています。以前のキャリアを活かして、新しい風を吹かせてほしいと思っていたので、その働きぶりには非常に満足しています。また、ビズリーチは「キャリアインフラ」を目指しておられ、従業員が活き活きと働ける環境を提供する会社であることから、転職を考える人の動機や傾向を一番よく知る会社だと思い、担当者には弊社が従業員にとってより魅力ある会社になるためにはどうすべきかというアドバイスもいただき非常に感謝しております。

ビズリーチとの付き合いを通して、自社の魅力や課題を再認識しました。今後は、縁あって入社頂いた社員だけでなく、既存社員も含め、社員一人一人に寄り添った職場環境を構築し、働き甲斐のある魅力的な会社を運営したいと思います。

※所属・役職等は制作時点のものとなります。