社員一丸となっての採用活動で31名の採用に成功。一緒に働く仲間は自分たちで採用する

(左)企画本部人事総務部人事教育課/加藤 輝一様
(中)企画本部人事総務部人事教育課/藤田 笑美様
カワサキモータース株式会社




(左)企画本部人事総務部人事教育課/加藤 輝一様
(中)企画本部人事総務部人事教育課/藤田 笑美様
※従業員数は連結ベースでの表示となります
ビズリーチ導入の背景と効果
- ビズリーチを選んだ理由
- ・「自社で働く人材は、自分たちで選びたい」という思いを実現できるサービスであったため
- 導入前の課題
- ・従来の採用方式では、母集団の質・量に課題があり、一定のミスマッチが発生していた
・候補者へのアプローチは人材紹介会社を経由していたため、自社の魅力を伝えきれているか定かではなかった


- 導入後の効果
- ・候補者に対して各部門が直接アプローチし、自社の魅力を伝えることで、お互いの認識をすり合わせることが可能となりミスマッチが減少した
・ビズリーチ導入後、「全社で採用に取り組む」という考え方が社内に浸透し、各部門が当事者意識を持ち責任感を持って採用活動に積極的に取り組む姿勢が醸成された
分社独立後、初めて独自のキャリア採用に挑戦。共に働く仲間を自ら探したいとの思いからスタート
当社は川崎重工グループで唯一BtoC事業を展開しており、事業成長を加速させるため以前から分社化の要望が挙がっていました。CASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)に象徴される自動車業界の100年に一度の大変革期に対応するため、自律的な事業運営体制を確立しスピード感のある経営を実現するとともに、強固なブランド構築と事業の持続的成長を目指し分社独立に至りました。
コーポレートミッションとして、米国市場進出時の広告宣伝で使用されたキャッチコピー 「Let the Good Times Roll」を掲げ、カワサキに関わるすべての人々に喜びと幸せを届けるため、あらゆる可能性に挑戦しています。
分社以前は本社一括採用の体制で、採用された人材がモーターサイクル&エンジン事業に配属されるという流れでした。そのため、われわれ自身が独自に採用活動を行った経験はありませんでしたが、分社独立を機に独自の採用活動を実現しようと考え、その際に出会ったのがビズリーチでした。
導入の決め手となったのは、スカウト型採用という新しい手法でした。その存在を知った際、「こんな画期的な採用方法があるのか!」と大きな驚きと新鮮さを感じたのを覚えています。従来の本社一括採用では、当社の事業への理解が浅い候補者や本当にわれわれのもとで働きたいのか、疑問を感じるようなケースも少なくありませんでした。こうした背景から、「自社で働く人材は、自分たちで選びたい」という思いが強まり、候補者に直接アプローチできるビズリーチの導入を決断しました。
一貫した採用活動へのスタンス。採用に関わることは、全社員で取り組む
ビズリーチ導入後、特に魅力を感じたのは「自分たちで候補者を探し、自分たちで採用できる」という点です。従来の採用方式では面接以外の採用プロセスに直接関与していなかったため、状況を把握するには人材紹介会社に逐一確認しなければならず不明点が多くありました。例えば、人材紹介会社から「転職市場に技術系の人材が少ない」と言われても、それが事実なのか確認する術がなく、また当社の魅力が候補者に十分伝わっているのかが定かではありませんでした。
スカウト型採用では自分たちが主体的に採用活動を進められるため、実績や状況を直接確認できるようになり透明性が向上しました。また、採用プロセスの進行がスピーディになり、候補者の情報を直接確認したうえで面談を行うことが出来るためミスマッチも減少しました。その結果、採用コストを抑えられたことも大きなメリットとして感じています。
機能面では、キーワード検索や母集団の量・質の高さに大きな魅力を感じました。ターゲットとする候補者に確実にアプローチでき、十分な候補者数を確保できる点は非常に助かっています。また、自社の各部門担当者の活動状況が可視化され、スカウトの送信数や返信率などのデータから進捗状況を把握できることも大きな利点でした。
さらに、ビズリーチの担当者による親身なサポートには大変満足しています。初めての独自採用で手探り状態でしたが、導入当初から丁寧にフォローしていただきました。時には厳しいフィードバックをいただくこともありましたが、定量的なデータを基にしたアドバイスが現在の採用体制の構築に繋がりました。面接官のトレーニングを含む幅広いサポートも非常に助かり、採用活動の精度が格段に向上したと感じています。
キャリア採用活動においては、「一緒に働く仲間は自分たちで採用する」というスタンスを一貫してきました。この考え方は経営会議の場でも折に触れて共有され、その重要性が繰り返し確認されています。導入当初はすべてのカジュアル面談に人事部門が同席しておりましたが、候補者が増加する中で、全ての面談に同席することが難しくなったため、現在は各部門に一任しております。「なぜ私たちが採用活動を担わなければならないのか」という声が社内から上がることもありましたが、丁寧に意識共有を行い温度感のすり合わせを重ねることで、次第に「全社で採用に取り組む」という考え方が社内に浸透しました。現在では、各部門の担当者が当事者意識を持ち、責任感を持って採用活動に積極的に取り組む姿勢が醸成されています。
候補者との面談では、粘り強さを大切にしながら取り組んでいます。これまでの採用実績の中には、一度内定を辞退された候補者を再度説得し採用に至ったケースもありました。その際には、候補者が不安に感じているポイントや転職にあたり何を軸に考えているのかを改めて確認し、真摯に向き合うことで信頼関係を築き採用につなげることができました。キャリア採用においては当社の魅力を伝えることも大切ではありますが、人と人との関係性が基盤になると考えているため、丁寧で誠実な対応を心がけています。
採用実績のほかにも嬉しい効果が。社員一人ひとりの働く時間をより豊かに
ビズリーチ導入後、設計や生産技術、調達部門などで合計31名の採用に成功しました。この採用実績に加え、「自ら必要な人材を探し、採用する」というマインドが社内に浸透し、リファラル採用による入社者の増加をはじめ、自走型の採用体制が進んだことも大きな成果です。
ビズリーチ経由で入社した藤田は、前職で培ったスキルを活かしキャリア採用担当としてビズリーチの活用を力強く推進してくれました。現在も人事部門に在籍し、自身のキャリア実現に向けて新たな役割で活躍してくれています。
このように今後は、採用した人材が長く働き続けられるよう、自社の働く環境をさらに整えていきたいと考えています。当社の経営理念である「Good Times Company」を実現するため、社員一人ひとりが働く時間をより豊かに過ごせる環境づくりに引き続き取り組んでいきます。
※所属・役職等は制作時点のものとなります。