運用体制を変え、ビズリーチ・ダイレクトの活用に再挑戦。1年4カ月で8名の採用に成功
株式会社モリサワ
IT・インターネット母集団形成/母集団の質
51-500名
ビズリーチ導入の背景と効果
- ビズリーチを選んだ理由
- 複数の部門で採用が急務だったが、人材紹介会社や求人媒体経由では候補者に出会えず、ダイレクトリクルーティングに挑戦することにしたため
- 導入前の課題
- ・人材紹介会社や求人媒体ではなかなか候補者に出会えなかった
・2016年からビズリーチ・ダイレクトを導入して、採用を希望する部門の担当者に運用を任せていたが活用できていなかった
- 導入後の効果
- ・ビズリーチ・ダイレクトの運用を採用担当主導に変え、毎日の運用を継続。その結果、1年4カ月で開発の部門長候補など8名の採用に成功した
運用体制を改め、ビズリーチ・ダイレクトの本格活用を開始
当社は、伝統を大事にしつつも、時代の変化を感じ取って新しいものを積極的に取り入れる柔軟性を大切にしています。その姿勢は採用においても同じで、これまで新卒採用と同程度に中途採用に力を入れており、当社にない技術や考えを持っている方を採用することで社内に新しい風を取り入れていました。
中途採用は主に人材紹介会社や求人媒体を使って実施していました。複数社のサービスを試してみるなど試行錯誤していましたが、出会える候補者が少なく、求めるスキルを持つ方になかなか出会えていませんでした。そうした背景もあり、ダイレクトリクルーティングに挑戦することにしたのです。
実は、2016年からビズリーチ・ダイレクトは導入していました。しかし、積極的には活用できていなかったのです。というのも、「アカウントをお渡しするので、採用したい場合は検索してスカウトを送ってください」というように、ビズリーチ・ダイレクトの運用を部門の担当者に任せていたのですが、結局、部門の担当者が使いこなせていなかったのです。しかし、私が採用に携わるようになったときには、複数部門から「このポジションを早く採用したい」という要望が出ている状況。いち早く採用するためにもこちらで運用を集約することにして、2019年2月からビズリーチ・ダイレクトを本格的に使い始めたのです。
ミスマッチを防ぐためにも、採用を希望する部門とのすり合わせはしっかりと
ビズリーチ・ダイレクトの運用は私ひとりで行いましたが、採用を希望する部門の担当者とのミーティングを設け、「どのようなスキルや経歴を持った方を採用したいのか」という軸のすり合わせをしっかり行ってから候補者を探すなど、ミスマッチが起きないように気を付けました。データベースに登録されている方は、経歴やスキルなどを詳細に記載されている方が多く、当社にマッチするかどうか判断しやすかったです。特に、SEなどの技術者やマネジメント層の方が多く登録されていて、当社が求める人材を容易に探すことができました。
スカウト文を作るうえで気を付けたことは、定型文を使わないこと。大枠の構成は用意しながらも、候補者の方の経歴やスキルに合った文言を個別に入れるようにしました。また、「フォントが事業になるとは、どういったビジネスモデルなんですか」と興味を持っていただくことがこれまでも多かったため、「当社の事業について、まずはお話しさせていただけませんか」といった形で、まずはカジュアルな面談を案内しました。独自性のある事業ということで、返信率も高かったように感じます。
面接では、候補者の方のキャリアビジョンと当社が期待する役割が重なるかどうかという点も確認するようにしました。また、私自身モリサワに転職してきた身なのですが、ワークライフバランスが優れた企業であると実感しているため、たとえばお子様の学校行事などがある場合に有給休暇とは別に取得できる特別休暇があることや、積立有給休暇制度など、働きやすさにかかわる福利厚生についてもご案内し、候補者の方に「安心して働ける」と思ってもらえるようにしました。
1年4カ月で8名を採用。毎日コツコツ運用を続けることが採用成功の秘訣
ビズリーチ・ダイレクトを本格活用して1年4カ月で、8名の採用に成功しました。今期から開発の部門長となり、「内製化へのシフト」というミッションを背負って部門を主導してくれている者もいます。また、10名以上のデザイナーを率いるマネジメント職として入社した者は、入社してまだ数カ月ながら、メンバーや社内各部門と積極的にコミュニケーションを取り、新たな施策を提案してくれています。
ビズリーチ・ダイレクトは、検索条件を柔軟に設定できるので、求める候補者をピンポイントで検索できます。便利な機能が搭載されているので、使ううえで戸惑うことはありませんでした。社内で「誰がどこまでやるのか」を決めたうえで、採用したい人材の要件をしっかりとすり合わせ、運用することが必要だと感じました。ただ、採用成功したいなら、毎日コツコツと根気強く使うことが大事です。私は採用を第一優先業務として、会議などの時間以外はできるだけビズリーチ・ダイレクトにログインし、検索やスカウト送信などに毎日2~3時間は時間を割いていたと思います。またビズリーチ・ダイレクトは、スカウト文などで事業内容やビジョンを候補者の方に伝えられるので、自社が持つニッチな技術や独自の強みを、多くの方に知ってもらううえでも有効なツールだと感じました。
今後は、社内に技術を蓄積し人材を育てるためにも、開発の内製化にかじを切るので、開発に携わる人材の採用を強化していきたいです。ビズリーチ・ダイレクトでこちらからアプローチしていくのはもちろんのこと、モリサワを魅力的だと感じて自ら応募してくれる方も増やしたいので、Webサイト上のコンテンツづくりや、PR活動にも注力していきたいと思います。