詳細なペルソナ設計と自社の魅力の言語化で、
成長を支える高度な専門人材の採用に成功
(右)代表取締役/大磯 毅様
株式会社わかば経営会計
コンサルティング母集団の質
1-50名
(右)代表取締役/大磯 毅様
ビズリーチ導入の背景と効果
- ビズリーチを選んだ理由
- ・母集団が少ないなか、求める人材が多く登録しているため
・担当者による丁寧なサポートが受けられる伴走型サービスであるため
・後に導入したHRMOSと相関性があり、連携することでより効率がアップするため継続利用している
- 導入前の課題
- ・成長フェーズにあるなか、増え続ける依頼に対応できる人材が不足していた
・転職市場にターゲットとする求職者の総数が少なく、なかなかアプローチできていなかった
- 導入後の効果
- ・採用ターゲットを絞り、ペルソナを設定することでそれぞれに合わせた採用戦略が立てられた
・財務経営コンサルタント4名に加え、管理職1名の採用に成功
会社の成長フェーズを支える専門人材が不足。少ない母集団にどうアプローチするか
弊社は、中小企業を対象に財務・経営コンサルティングサービスを提供している2013年創業のプロフェッショナルファームです。公認会計士や中小企業診断士といった専門人材を有し、中小企業の成長支援、企業再生、事業承継、M&A支援、IPO支援、そして税務・会計顧問業務と、6つの幅広いサービスをワンストップにて提供しています。「中小企業の未来を創造する」を経営理念に、これまで多くの中小企業へ伴走型支援を提供してきました。
私たちの事業は人材の専門性と人柄が問われ、優秀な人材がいればいるほどスケールできる業種です。そのため、採用活動には特に力を入れてきました。たとえば、ホームページの採用コンテンツを充実させ、会社の雰囲気や待遇、仕事の内容などをわかりやすく伝えたり、候補者のロールモデルになり得る社員のインタビューを発信したりしています。また、リファーラル採用も多く、社員とつながりのある人材に声をかけて採用に至ったケースも少なくありません。こうした社内でできる採用活動には積極的に取り組んできました。
しかしながら、ありがたいことに年々依頼案件が増えてきており、2年ほど前からは人材不足のためにお断りせざるをえないケースが出てきました。先述の通り、弊社では積極的に採用活動を行っていましたが、そもそも公認会計士の資格保有者が全国で35,000人程度と少なく、以前はなかなか思うようにアプローチできませんでした。増え続ける案件に対応できる専門人材をどのように集めていくか。そんな課題を抱えていたときに出会ったのが、ビズリーチです。
詳細にペルソナを設定。候補者それぞれのキャリアに合わせたスカウトを送付
ビズリーチを導入して大きく変わったのは、担当者との打ち合わせを通し、採用要件・採用対象を改めて絞り、ペルソナを明確に設定したことです。公認会計士の有資格者であることに加えて、私たちが想定したキャリアステージごとにより具体的なペルソナを設定しました。
会計士の多くは試験合格後、大手の監査法人で経験を積みます。そこで3年ほど勤務し資格を取得した後、それぞれの志向によってキャリアが分岐していきます。私たちは監査法人勤務後のキャリアステージを想定し「監査法人勤務5年目までの若手」「監査法人勤務10年前後の中堅」「監査法人から転職経験のある複数キャリアを持つ候補者」の3つに分けました。ペルソナごとに抱えている課題意識やきちんと心に届くメッセージが異なるので、スカウトのメッセージの文面はそれぞれに合わせて送信しています。「監査法人勤務5年目までの若手」へは、弊社が自身の成長につながる環境であることを訴求。「監査法人勤務10年前後の中堅」へは弊社の組織風土や、平均より早期での経営幹部登用の可能性など、「監査法人から転職経験のある複数キャリアを持つ候補者」へは、仕事の裁量の大きさなど、キャリアステージごとにアピールポイントを設定して訴求しています。
監査法人での仕事は、量も規模も充実しており会計士として必要な基本的な能力を磨くには最適です。しかし、ルールがとても厳しく正確さを求められる業務が多いため、個人に裁量が与えられるとはいえません。私たちはこうした業界の特性をおさえ、弊社ならどのようなキャリアを描けるのか、経験を生かしてどれだけ裁量を得られるのかを候補者へ伝えられるように準備しました。
また、自社で働く魅力を言語化することはとても大事です。私たちは、ホームページの採用ページで定期的に社員インタビューを発信し、実際に働く社員の言葉で弊社の魅力をアピールしてきました。コンサルティング業界へのキャリアチェンジはこれまで磨いてきた専門性を生かせますし、仕事内容も日本経済を支える中小企業のサポートと、とてもやりがいがあります。魅力を伝えるためにも、まずは私たち自身が自分たちの仕事を誇れるようにする。そうした社内の意識や雰囲気は、ホームページを見た候補者に伝わったり、リファーラル採用のきっかけになったりするだけでなく、ひいては会社の成長にもつながると考えています。自社の魅力の発信には、引き続き力を入れていきます。
スカウトを送る際は、代表自らが送っていることが伝わるように名前を入れたり、候補者のキャリアに近い社員のインタビュー内容をメッセージの文中で紹介したりと、候補者の心にしっかり届くような工夫をしています。また、人材が何より大事な業種なので、面接の前にカジュアルな雰囲気で会える「面談」を設定して候補者の人柄を見られる選考を実施しています。
社内での取り組みやビズリーチの利用を、総力的に採用活動に展開してきたおかげで、導入以降、ビズリーチ経由で5名の社員を迎えることができました。「面白そうな仕事ができると思った」と期待して入社してくれた社員もいます。その期待に応えられるよう、企業としての成長はもちろん、社内制度や人事評価制度をどんどん充実させていきたいです。
さらなる成長に向け、より高度で幅広い専門人材を拡充していきたい
現在弊社は成長フェーズの真っただ中にあります。都市部だけでなく、地方からも依頼をいただく機会が増えてきました。新たに地方の拠点設置の話も出ているため、以前にも増して優秀な人材が必要となっています。加えて、事業の幅を広げるために、IPOやM&Aなど専門領域での豊富な経験がある公認会計士・税理士も採用していきたいです。社内では若手社員の成長を応援する風土や仕組みができつつあるので、引き続き自信を持って採用活動に取り組んでいきます。
※所属・役職等は制作時点のものとなります。