魅力的な候補者との出会いを大切にする。3年で14名の有資格者採用に成功。

(右)取締役総務部長/松井 裕三様
株式会社西日本住宅評価センター




(右)取締役総務部長/松井 裕三様
ビズリーチ導入の背景と効果
- ビズリーチを選んだ理由
- ・自社サイトと求人媒体からの応募数が激減したためスカウト手法を試したかった
・サービスの知名度が高く、さまざまな業界での採用成功実績が豊富
・ビズリーチの担当者による丁寧な説明とサポート
- 導入前の課題
- ・平均年齢が50歳以上の当社において 、次世代を担う中堅層の人材を補強する必要があった
・事業拡大に伴い、専門人材など多岐にわたる人材の確保が急務になった
・従来の、自社サイトと求人媒体による採用手法では限界があった


- 導入後の効果
- ・自社から候補者に直接アプローチすることで、多くの魅力的な候補者と出会えた
・ビズリーチの導入により3年間で合計14名の採用に成功した
ビズリーチ担当からの細やかなサポート
弊社は、国土交通大臣から認可を受けた指定確認検査機関として、建築基準法に適合していることを判定する「建築確認審査」をはじめ、平成12年に施行された住宅性能評価制度にともなう「住宅性能評価」などを実施しています。近年では建築物省エネ法の施行に伴い大規模非住宅建築物の建設に義務付けられている「省エネ適合性判定」や、フラット35を利用するための技術基準への適合判定など、業務の裾野を広げています。
人材に関しては、専門的知識・技術を持つベテラン審査員や評価員に恵まれている一方で、中堅層が圧倒的に不足していました。これまでは主に社員紹介での採用に頼っていましたが、それだけでは人員不足を解消できない状況になったことをきっかけに、7年前から中途採用を本格的にスタートしました。自社サイトへの求人掲載や求人媒体の利用により、採用活動はその後軌道に乗っていましたが、徐々に応募数が減少してきました。弊社の求人は一級建築士などの資格保有を人材要件としています。採用難度が高い有資格者については、これまでと同じ活動を続けたとしても、応募数を増やすことは難しいと感じ、他の有効な方法はないだろうかと検討していたときに出会ったのがビズリーチです。
ビズリーチは、全国的にも知名度があり、採用成功事例が豊富で、さらに希少な業界・業種での採用実績があったことが導入の決め手となりました。ただ、弊社はスカウト型サービスによる採用活動が未経験だったため、最初は手探りで進めていきました。わからないことはビズリーチの担当者に相談し、もらったアドバイスをすぐに実践しました。さまざまなアドバイスをもらいましたが、特に効果的だったのは次の2つです。
1つ目はスカウト文に対するアドバイスです。当初からスカウトでは定型文を送らないと決めていたこともあり、アプローチしたい人材に、自社のメッセージがしっかり伝わる文を送りたいと考えました。ビズリーチの担当者に相談すると、時間をかけて一緒に考えてくれるなど丁寧にサポートしてくれました。2つ目は、人材データベース上での候補者の探し方です。希少なスキルをもつ候補者が見つからないときは、検索するテクニックをアドバイスしてくれました。また、履歴書・職務職歴書の読み方から始まり、転職を希望されている候補者が想っていることなど、私はスカウトの初心者でしたので遠慮なく聞いて回答してもらいました。勉強になりましたし、すぐに結果につながることも多く、とても心強かったです。
入社してよかったと思ってもらうため、候補者との面談機会を大切にする
入社後は、この会社に決めて良かったと感じてもらい、そして定年(65歳)以降もスキルやキャリアを生かして長く仕事をしてもらいたいと考えています。だからこそ、弊社が採用活動において最も重要視するのは、候補者一人ひとりに対して丁寧にやりとりを行うことです。疑問や違和感を感じさせたまま 採用活動を進めると、双方にとって有意義な時間にはなりません。そのため、弊社に関心を寄せてもらった候補者とは、面談や面接でお互いの価値観や考え方をすり合わせることを心掛けています。
候補者との初回の面談は、1時間いただいています。質問しやすい雰囲気作りを意識し、フランクなスタイルでじっくり話す時間にしています。まずは会社の特色をわかりやすく説明し、次に候補者について丁寧にヒアリング。転職を考えたきかっけや、これまでの経歴なども面談のタイミングでお聴きしています。ミスマッチを防ぐためにも、候補者が気になることはお聴きして、できるだけ初回面談の際にお答えするようにしています。初回の顔合わせで、会社と候補者、双方の理解が深まるように意識することで、その後の面接で話す内容がより深いものになっていると感じています。
また、ビズリーチは自社のアピールポイントを候補者に積極的に打ち出してスカウトできるところが、他の採用手法と異なる点です。弊社の強みには、「ワークライフバランスが取りやすい」「好きな専門分野の仕事で長く働ける」などがあり、こういった強みもスカウトや面談で伝えるように意識しています。
例を挙げると、候補者が「休日に業務に関する連絡が頻繁に入り、公私の区別が曖昧な働き方に悩んでいる」と話してくれたことがありました。そこで、ワークライフバランスの悩みを伺った後に仕事内容や待遇を説明し、弊社への理解を深めてもらったケースがあります。入社してからは休みが充実し、生活が豊かになったとのこと。プライベートな話を含めて心情を率直に話してもらったとき、私はこの方と出会えて本当に良かったと思いました。
また、弊社では建築関係の資格を生かして働きたいという方が多く入社されます。入社後も次の資格にチャレンジされる方も少なくありません。また、70代まで仕事を続ける方も多くいます。好きな建築の仕事に長く携わって活躍できること、これも弊社の魅力として伝えるようにしています。
時代の変化に柔軟に対応しながら、就業環境を整える
住宅建築業界の動向として、少子高齢化の影響で新築戸建住宅の着工件数が減少傾向にあります。
一方、これまで審査業務の対象外だった建築物が法改正に伴って検査や審査の対象になり、従来一級建築士にのみに受験資格があった建築基準適合判定資格者が、2024年から二級建築士にも受験資格が付与されるようになりました。さらに2025年4月からは全ての新築住宅・非住宅に省エネ基準適合が義務付けられるといった背景もあり、建築基準法に準ずるチェック項目の検査業務も増加します。
弊社もこのような時代の流れを見越して採用活動に注力していきますが、あわせて入社された社員の方々の働きやすさやモチベーションのことを考えて、就業環境を更に整えていく必要があると考えています。社員の資格取得を後押しするための合格報奨金や資格手当、業務負担を軽減するための電子申請やリモート検査の導入などの様々な取り組みに加えて、今後も環境改善に努めて参ります。
高い技術や専門知識を有するベテラン社員と中途採用で入社いただく方の力を合わせて、時代の変化に柔軟に対応できるようにしていきたいです。
※所属・役職等は制作時点のものとなります。